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血栓症

私たちの体の中の血液は、血管の中では常に固まることなくサラサラと流れています。一方、怪我をしたときなど、血管が破れて血液が血管の外に漏れだした際にはすぐに固まって傷口をふさぎ、出血を最小限に防ぐようになっています。血管の中では固まらず、血管の外ではすぐに固まる---この相反する働きは複雑なしくみによって巧妙に制御されています。ところが生まれつきの体質、あるいは後天的な原因によってこの働きが乱れ、血液が血管の中でも固まってしまうことがあります。これが血栓症です。

血栓症の原因

血液が固まらないようにする働きをもつタンパク質(凝固阻止因子といいます)の量が生まれつき少ない、あるいは働きが悪い場合に血栓症が起こりやすくなります。また、血管の内側を覆っている血管内皮細胞にも血液が固まらないようにする働きがあり、動脈硬化や血管炎などにより内皮細胞が障害されると血栓ができやすくなります。病気で長期間ベッドの上で横になっている状態や、車や飛行機の中で長時間同じ姿勢でいる状態では血液の流れが滞るため、血が固まりやすくなります(いわゆるエコノミークラス症候群)。経口避妊薬の内服、抗リン脂質抗体症候群などの自己免疫疾患も血栓症の原因になります。

血栓症の症状

血栓ができる場所によって症状が異なります。最も多いのは足の太い静脈の血栓(下肢深部静脈血栓症)で、足のむくみ、痛みといった症状が現れます。また足の血栓の一部がちぎれ、血液の流れに乗って肺に運ばれ、肺の血管を詰まらせてしまうことがあり(肺血栓塞栓症)、胸の痛みや呼吸困難が起こります。

血栓症の治療

血管の中の詰まりを取り除くため、血栓を溶かす薬の投与や外科的手術が行われます。新たな血栓ができないように血液を固まりにくくする薬(ワーファリンなどの抗凝固剤、アスピリンなどの抗血小板剤)も使用されます。血栓症の原因となる別の病気(基礎疾患)がある場合にはその病気に対する治療も必要です。

血栓症の予後

重篤な肺血栓塞栓症では命に関わることもあります。抗凝固剤や抗血小板薬は正しく使用しないと出血などの副作用でかえって悪影響を及ぼすことがあります。血栓症と診断されたら医師の指導に従って治療を受けて下さい。

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